食品トレンド情報 話題の最新の機能性表示食品ご紹介 ~いろんな乳酸菌飲料~
食品で常にトレンドなる「健康食品」「機能性表示食品」ですが
今回は、僕が気になった製品をピックアップし簡単に製品や素材の紹介をしていきたいと思います。
◇乳酸菌 製品
古くからヨーグルト系の製品やヤクルトなどの飲料系製品では乳酸菌系の原料を謳った製品が販売されております。
直近のデータ2016年からは約90件ほどの乳酸菌を扱った製品届け出が下記のネット情報からでも確認できます。
効能としての多くは、おなかの調子を整えるというものが圧倒的に多く
◇製品分類
栄養補助食品【33件】
発酵乳【21件】
菓子類【15件】
清涼飲料水【13件】
粉末飲料【4件】
野菜【1件】
◇効能
お腹の調子を整える【45件】
免疫機能の維持【11件】
肌のうるおい【8件】
体脂肪を減らす【4件】
目や鼻の不快感を緩和【3件】
お腹の調子を整える;ストレス・緊張の緩和;睡眠の質の向上【2件】
尿酸値を下げる【2件】
お腹の調子を整える;体脂肪を減らす【2件】
眼の機能をサポート【2件】
睡眠の質の向上【2件】
新製品でキリンさんから発売された「IMUSE(イミューズ)」。
こちらキリンが独自開発したプラズマ乳酸菌を扱っており、免疫の司令塔pDC(プラズマサイトノイド樹状細胞)を直接活性化することで、免疫細胞全体を活性化させる働きをします。
一般的な乳酸菌の機能としては特定の免疫細胞のみ活性化するだけなので、雰囲気としてはプラズマ乳酸菌の方が効果絶大そうですね。
免疫機能を上げていく補助食品として使えるので、まさにこのコロナ期にはニーズがマッチした製品かなと思われます。
乳酸菌 シロタ株
THE乳酸菌飲料の代表格「ヤクルト」を世に知らしめた昔からある乳酸菌の1種です。
私もヤクルトレディーの訪問販売で隔週ぐらいでヤクルト届けてもらっているので、非常になじみのある乳酸菌飲料です。
シロタ株の名前の由来は、菌自体を発見した医学博士の代田 稔さんからその名前を取ったものとなっております。
この方は、病気にかかる前になんとか病気にならないためにはどうしたらいいだろうか?ということで「予防医学」にその当時は、いち早く着目し微生物研究を道を深めていった経緯を持つ方です。
ちなみに「乳酸菌 シロタ株」の正式名称はラクトバチルス カゼイ シロタ株とのこと。
実際に乳酸菌飲料の「ヤクルト」として販売したのは、1935年からスタートしました。
またヤクルトの名前の由来としては、
エスペラント語でヨーグルトを意味するヤフルトという言葉を言いやすいように変えてしまった造語らしいです。
ちなみになぜエスペラント語というあまり認知されていない言語から引用して使われているのかはなぞですが、おそらくですが今までにない飲料製品ということであえて意味が伝わりづらい名前にしたのかな?と思います。
シロタ株の特徴として、3つございます。
>生きたまま腸内に到達する
>良い菌(有用菌)を増やし、悪い菌(有害菌)を減らす
>腸内環境を改善する
このように、今では耳なじみのある乳酸菌の腸内フローラのバランスを保ち、健康を維持するというおなじみの効能ですが、当時ではとても珍しい飲み物だったんでしょうね。
また、ヤクルトを上手に摂取するためには偏った食事やストレス・薬などでバランスが崩れるみたいです。
ポイントは健康的な生活をしながら、普段からヤクルトを愛飲することで腸内に定着するよう習慣化することが大事なそう。。
今回は、機能性食品の「乳酸菌」にカテゴリーを絞ってご紹介しました。
定期的に色々なテーマで食品のちょっとした内容を紹介してみたいと思います。
では!